2021年06月16日
【映画】はるヲうるひと
エヴァを見に行こうと思い、映画館に行きましたが、
満席だったので、こちらの栄華を見てきました。
ストーリーとしては、日本のとある島の話し。
島には至る所に置屋があり、住民は一生その島で暮らしている。
島からの往来する連絡船の客を置屋へと誘導する得太。
とある置屋の4人の女は、持病を持ち特別に扱われているいぶきに嫉妬し、
得太をバカにしている。そして、暴力的なオーナー哲雄に怯えて暮らしている。
うーん、見た感想ですが、
ちょっとしたコメディもありましたが、基本的には生々しかったですね。
この映画、救いがない。絶望しかないからごまかして虚ろに
もがき苦しみながら生きていく…。
女たちがどういう経路で、置屋に入ったのか様々な理由が
あるのでしょうけど、とにかく暗くて絶望しかない。
また、得太は、腹違いの長男哲雄を恐れ、こびへつらい、バカにされながら生きていく。
得太の妹いぶきは持病で虚無感から酒におぼれてしまう。
それでもそんないぶきを懸命に守る得太。
得太も過去のトラウマの発作がやってきて、
耐えられなくなり、辛さがこみあげてきて、泣き出してしまうシーンが、
いくつかあるのですが、閉鎖的な島での絶望感が現れていました。
とにかく、この映画は救いがなく、絶望感しかないのですが、
役者がいいので、演技が非常によかったと思いました。
sigehide1 at 23:40│映画